みなさん、こんにちは♪。スタイルカーテンのドレーパリー東和商会の河野です♪。
なんだか、とっても寒くなりました。あまり秋を感じない内に冬に突入!、なのでしょうか?w。
もー20年以上着ているお気に入りのスェットを出して着ています。ちょっと風邪気味なので注意注意♪。なのです。
さてさて、今日はちょっとした縫製のお話を書いてみますネ。
以前にも良く「スワッグはバイアスで!」と、言うことを書かせて頂いております。
生地は縦目は伸びない、横目も伸びない。でも、バイアス(斜め45度)で生地取りをすると、しなやかに伸びます。
バイアス、と、言ってピンと来ないかたも多いかもしれません。
まずまず、作っているところから。
これは、縦使いの縦ストライプの生地です♪。
それをバイアスでヒダ取りをしているので、中央が斜めのストライプになっています。
正面から見ると判りやすいです。
いかがでしょうか?。こんな感じデス。
中央が斜めの生地取りになっているので、ヒダに丸みがあり、しなやかなヒダが作れます。
ところが、、、。
両側を見てみてください。
スワッグの向かって右側は縦ストライプになっています。同様に左側は、横ストライプになっています。
これは、生地を円形に使っているからなのです。中央が斜めなので、両側が、縦と横になります。
するとどうなるか??。
シャンタンなどの生地や、縦目が強い生地、横目が強い生地などなど、生地にはいろいろな「癖」のある生地があります。
縦には折れやすいが、横には折れにくい。や、逆に横には折れやすいが縦には折れにくい。など生地によっていろいろあるのデス。
その為に、試作で、平織りの縦横癖のない生地で型を起こし、そのまま作ると、あれあれ、、右だけヒダが寝てくれるけれども、左側はヒダが立ってしまう。。とか、
作ったスワッグが、右か左どちらかに片寄ってしまう。などの現象が起こることがあるのです。
その為に、起こした型を元にして、実際に製作する生地でもーちょっと右を引っ張る。。とか、左側を捻らせて使うとか、やはりその当たりとっても微妙な手加減が必要になってくるのです。
弊社でもスワッグの作り方は、ヒダを外側に折る作り方や、内側に折る作り方など、何通りかの作り方があります。どんな生地でも、型紙の通りにヒダを取れば、同じようにバッチリ決まる。と、言うものではないのです。
その為、ヒダを一つ一つ手で取りながら、右を見て、左を見て、シルエットを確認しながら製作していきます。
これははじめは私ばかりが作っていましたが、現在では工場長を中心にして、いろいろなスタッフが製作してくれております。
即ち、熟練工ですネ♪。
それで初めて綺麗なスワッグバランス。素敵なカーテンが生まれます♪。
特にスワッグを作るときに100cmの巾の物を使う場合には、どうしても生地にハギ目が出来ます。
良くわかりにくいかなー???。ちょっとアップで。
いかがですか??。柄合わせをしてありますが、ハギ目があります。
このハギ目は、切り口にロックを掛けて、本縫いで繋いでおります。
その為、その部位は、どうしても生地がしなやかに伸びようとしていても、そこだけ伸びにくくなったりします。
なので、尚更左右の加減を見ながらヒダを取っていきます。
いかがですかー???。
熟練工が沢山の経験を積んで出来るのがスタイルカーテンなのです。
弊社には、私を含め、3名の1級内装仕上げ施工技能士(カーテン工事作業)の技能士がおります。
昨年入ったスタッフ達にも、どんどんスキルアップをして貰って、時期が来たらまたみんなに受験してもらいます♪。
ただ、1級にしても、その技能だけでは、これらのスタイルカーテンを作るには、足りません。
技能士の資格すらも、入り口に過ぎません。もっともっと多くの経験を積んでもらいながら技術を磨いてもらいます。
HP内には、沢山の事例があります。
どうぞ色々なスタイルカーテン、デザインカーテンをお楽しみくださいませ♪。
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