みなさま、こんにちは♪。カーテンの東和の河野です。
さてさて続きです♪。
多角形窓には、実はあまりスワッグは向きません。そこを巧みの技術で納めるのには、少々ポイントがあります。
いかがですか??、この素晴らしいスタイリング♪。弊社、吉祥寺店の店長の自信作ですネ♪。
お客様にもとてもお喜び頂けたと、聞いています。
写真でお分かりになるでしょうか?。「角、角」にスワッグの端がこなけれは、基本的にヒダが崩れてしまいます。
なぜかと言うと、スワッグと言うのは、両端の「張力」で、ヒダの一つずつを引っ張っています。そのため、重なりのあるような、ジョージアンタイプのスワッグなどでは、重なる部分で、角をまたいでしまいます。
ピンと張った両端が、角が有る分、直角三角形の斜辺のように、スワッグの一辺よりも、「距離が短く」なってしまうのです。そうすると、巾、100cmで作ったスワッグがあるとしても、角をまたぐと、端と端の直線距離が100cmよりも短くなるので、「タレ」が深くなりますし、ヒダが崩れます。
そのために、こういったところにスワッグを収めるには、上記のように「重なり」をなくし、タイで隠したり、ジャボットで隠したりして、常にスワッグは「まっすぐ」のところに収まるようにしなければなりません。
そのためこのお客様のお住まいは、「ジョージアンスタイル」ですけど、実際には、一辺ごとに寸法を決めて、製作されています。「ジョージアンスタイル」で、このように「素敵なカーテン♪」に仕上げるには、それなりのテクニックが必要なのです。
ようするに、「収まりを上手にデザインできれば」スワッグオッケーなのです♪。
このデザインは、またまた登場♪、ファブリックマジックの木村幸子さんのデザインです。
先程「ダメ」だと書いた「角をまたぐ」オープンスワッグになっています。
しかし、この窓は大変に角度の緩やかなボーウィンドウですので、「スワッグを知り尽くした木村さん」だから、採用できてしまうスタイルです。上級者のご提案ですネ♪。しかも、オープンスワッグにして、ギャザーでまとめたフラットギャザーバランスをまたぐように、スワッグを取り付けています。まったくお見事としか言えません。
木村さんは、こういったエレガントなスタイリングがとても得意でいらっしゃいます♪。
一つの現場で、打ち合わせには大抵の場合、2度ほど来社くださいます。「コミュニケーション」の重要性をよくよくご承知でいらっしゃいますので、「言葉を尽くして」自分のイメージを「キチンとしたスケールでかかれたスケッチを元に」打ち合わせをします。それでも説明が必要な「ニュアンス」に言葉を尽くすために、どちらも真剣です。
たまに、「大雑把な絵」だけで、お見積もりや、ご相談、と、言う事があります。その場合こちらも本当に「大雑把な」ご案内しか出来ません。そのまま製作して、「イメージと、ちがーぅ」と、言うのは、決まってコミュニケーション不足が原因ですネw。「こういうつもりじゃなかった」とか、「言ったはずだ」で、結果が良くなければ、誰の利益にもなりません。正確な図面、正確なイメージ、正確なコミュニケーション、これで初めて「素敵なカーテン」が出来ます。言ったつもり、聞いたつもりで、誰かが損をしてはいけないですよねw。
ボクらは、よく、「細かい!」と、言われますw。でもでも、「カーテンって、細かいもの」なんですょ♪w。
さて、すぐに脱線してしまうボクなのですが、続きを書いてみます。
これは、先日ご紹介した現場の写真なのですが、これも、「スワッグを角でわけて」います。なので、これも製作前に、レールをつけるのは、本来必須です。でないと、「窓の一辺」の寸法はわかっても、「レールの一辺の寸法」は、計算だけでは出し切れません。手間が掛かっても良い仕事♪。ですw。角でまとめる、浅いオープンスワッグを、フラットなバランスに重ねて、間にタイをつけています。手前にシルクの刺繍のドレープ、シアーの後ろに更にプレーンシェード。全てシルクなので、裏地が付いています。タッセルは、三つ編みタイプです♪。
これは、トラッドにキッチリヒダを「取らない」ファジーなエンパイアバランスに仕立ててあります。お子様のプレィルームなので、かわいらしさを残しているんです♪。これも角にスワッグの端を持っていって、3個ずつサイズを変えてあるんです。ファジーであっても緻密に、緻密に♪。
これも木村幸子さんのデザインです♪。キングストンバランスなのですが、窓がカクカクっ、と、分かれた続き窓になっています。これも同様に「角にスワッグの端」を持っていっています。角にスワッグがあることを想像してみてください♪。ヒダが内に、外に、曲がってしまうでしょう??。これを一体縫製で仕立ててあるので、左、中、右のスワッグのサイズを変えて仕立ててあるんです。
カーテン選びは「生地選びだけ」では、ありませんネ♪。
いかがですか??w。こういった間取りでカーテンをお悩みのお客様♪w。
是非ご相談くださぃ♪w。
(後、シェード編♪、だけ、またご紹介しますねw。)
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