みなさん、こんにちは♪。東和商会の河野デスw。
ツィッターもやっております。同業者の皆さまなどのご意見なども参考にさせて頂いたり、情報交換にも役立つようで、とってもお薦めデス♪。
震災のときにも、電話もだめー、、メールもだめー、、でもツィッターはちゃぁ~~んと機能していた♪。などと、ご覧になられたかたも多いと思います。
そこでちょっとだけ話題にもなっていました、カーテンの「ハコヒダ」についてメリット、デメリットをご紹介させて頂きますネ♪。
えっとー、、最近、ハコヒダの縫製事例がないのでいろいろ探して見たらアスワンさんのHPにわかり易く書かれていました♪。
http://www.aswan.co.jp/home/explanation/explan_001_01.html
この中で、3つ山、2つ山に続いて箱ヒダの写真があります♪。
で、このハコヒダなのですが、どのよーな時によいかと言うと、
ボックスの巾などが狭くて、レースのカーテンを閉じっぱなしで、使うときには、確かにドレープ側のフックがひっかからなくて良いのです。
閉じているときのヒダの出方は、同じ要尺で作っているカーテンなら、3つ山も、ハコヒダもそれほど変わりません。
で、問題は、、と、言うと、、
ヒダを潰してあるので、高さが無いからイイ!、と、言われるのですが、それはドレープ側のカーテンのことであって、ハコヒダのカーテンの開閉は問題があるのです。
まず、それぞれ2倍ヒダで、3つ山の場合と、ハコヒダの場合を書いて見ました。
ん~、、、小さくてよくわかりませんネ(;;、クリックして見てください。少々大きくなります。
2倍ヒダの基準は、良く「半間9個」のヒダを取る、と、言われております。
この絵の場合は、ただ、5個にしてあります。
2倍ヒダなので、ヒダのピッチと、山の要尺が同じです。ピッチ1、で、山1が同じなら、2倍。
厳密に言うと違います。ピッチよりもヒダが必ず1個多いことと、耳と脇の縫いしろが必要なので、ほんとうは、ピッチよりも、山の縫いしろが少ないのです。便宜上、わかりやすくするために同じでたとえてあります。
ピッチが12cmと言うのも、100cmで、山9個取ったときのピッチが12.5cmなので、12cmにして描きました。
3つ山の場合、ピッチが12cmで、山の高さが12cm÷6なので、2cmとしてあります。
ハコヒダの場合は、12cmの山を潰すので、6cm。で、隣の山との間が、12cm-3cm-3cmなので、間が6cmになっています。要するに、2倍ヒダで、ハコヒダを作ると、潰し巾と、隣のヒダまでの長さが大体同じくらいになります。
レースがピンと張っている状態で、ドレープを開閉すれば、確かにヒダを潰してあるので、レースの山にドレープのフックが引っかからなくてよさそう、、、、なのですが、、、。
さて、これを開閉してみます。
3つ山の場合は、手前に出ているのが、12cmを6で割った2cmほどの高さなのですが、後ろ側に折れるヒダ間隔の部分は、布の長さの半分になりますので、6cmになります。
では、ハコヒダの場合は????。
この絵のようには、ならないのです。なればなったで、畳んだときのたまりが大きくなってしまいますよね。
さてさて、では、どーなるか。
ん~、、ちょっとわかりにくいですかねー???(;;、
まぁ、こんな感じになってしまうのです。青い丸がフックです。フックを中心に山、谷、山、谷、と、ペタペタとかわりばんこに畳まれます。
すると、畳みしろは、上部では、手前にも6cm出てきてしまうのです。
さて、3つ山は、山が縫われていますので、手前に出ているのは、常に2cmです。
なるほど、カーテンでは、「ドレープの開閉するときは、レースは閉じているはず」なので、それほど問題は感じられないかもしれません。レースだけ開けてドレープを閉じておく事は少ないですものネ♪。
でもでも、、窓をパーッと開けるときって、ドレープもレースもあけますよね?。
その場合は、ハコヒダの方が開閉には不適なのデス。
しかもっっっ!!!!!!!!!!!(汗、、
ここはでは、全て、「上部」のことなのデス。
カーテンが、それぞれ、上の絵のようなヒダの畳まれかたになったら、さてさて、裾部分はどーなってしまうのでしょう????。
3つ山の場合は、手前に6cm、後ろに6cm、ヒダの数と同じ数のウェーブが出来ます。
(青丸が、フックの位置と考えてくださいませ。)
ハコヒダの畳まれ方は、先ほどの絵のように、ヒダが1つずつ互い違いに向きが変わっていきますので、
こんな風に、フックの間ごとの山と谷が出来てしまうのデス。
山は5個なのですが、手前に2つ、後ろに2つと、大きなうねりになってしまいます。
当然、布の量は同じなので、畳しろは、2倍になってしまいます。
まぁただ、、、、ちゃんとこんな風にはなりません。
ハコヒダのカーテンはまず、お行儀良く畳まれませんw。
なので、「ボックス巾が狭いカーテンほどハコヒダは向かない」と、私は感じております。
ただ、「レースはいっつもしめっぱなしデス♪」と、言う場合には、まさにハコヒダが向いていると言えるとは思います。
実は、エンドユーザーさまは、ほとんど、「え??なぁに??。3つ山??、ハコヒダ??、、どっちがいいんですか???」と、おっしゃられ、それこそほとんどご存知ありません。
ここを問題視されるのは、むしろプロの方なのデス。
冒頭に書きましたように「ボックス狭いので、レースはハコヒダね♪」と、おっしゃる方が結構いらっしゃるわけなのですが、プロとして、上記のようなことまで、良くご承知頂いてのご注文でしたら、まったくかまいません。
ちなみに、昨今カーテン=アジャストフック。なのですが、ハコヒダのカーテンには、足の太いアジャスターフックは使えません。
ハコヒダを抑えてしまうためにステッチを掛けてしまいますので、フックが入らないのです。
まぁ、それでも使う、と、言うために、縫い目のピッチを5mmとかとっても粗くして、無理やり突っ込む場合もありますが、それもポコンとふくれてしまって、良いとは言いがたいのです。
最近は、カーテンメーカーさまの見本帳にすら、ほとんどハコヒダの紹介も無いくらいです。
ほんとの昔は、今の様な3つ山とかではなく、ほとんどがハコヒダでした。
選択肢として、2つ山、3つ山、ハコヒダ、ヒダ無し。と、言うのは、ちゃんと常に選択肢にあったものです。
現在では、1つ山や、ギャザーテープ、などの選択肢もくわわってきましたが、ハコヒダはあまり使われません。
そのために、「ハコヒダのデメリット」をあまりご存知ない方、が多いのデス。
長くカーテンをやっている方ならこそ、「そんなことくらぃ承知しているよ♪。それでもハコヒダで作ってネ♪。」で、こちらもそのままお受けします。
私たちも、あえてここまでのご説明をすることもそれほどありません。ハコヒダの注文が来たら、ハコヒダで作るだけです。
でも、、、
やっぱりプロの方には、ちゃんと知っていて欲しいナー。と、思います。
ここをご覧になるプロの皆さま♪。是非、「そんなこと知ってらーーー♪」って、言ってくださいませ♪w。
消費者の皆さまにも、ご参考になれば、と、思います♪。
是非カーテンのご購入は、カーテンのプロフェッショナルがいる専門店で♪。
ご注文、お待ちしていまーす♪w。
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