‘1点止めスワッグ’ カテゴリーのアーカイブ

みなさん、こんにちは♪。スタイルカーテンのドレーパリーの河野です。

さてさて、1点止めのスワッグ、書きかけたのですが、また例によってとっても長くなってしまったので、分けました♪。続きを書いてみます。

なんとなく描かれたスワッグの絵。なのですが、
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この絵のように「1点でまとめるスワッグ」は、カーテンフォルダーに掛けるように収めます。

スワッグと言うのは、たたまれた布が垂れていってヒダが出来るので、イメージとしては、近くにある手ぬぐいでもタオルでも良いので、パタパタと7~8cmくらいに畳んでみてください。

ヒダを少しずつずらしながら、タレを作ったときに、手で持っているところはどうなっているでしょう?。

こんな風になりますよネ?。

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それを壁に貼れるように90度傾けてみるとわかるのですが、ヒダがねじれてしまうし、縦に畳み巾分だけ布が平面になるはずです。

なので上記の絵のように、「1点でまとめるスワッグ」は、カーテンフォルダーに掛けるようになるのです。

これを、絵を貰って

「1点でまとめた絵になっているのですけれども、そのように仕立てるとフォルダーにかけるようになります。マジックで止めるのですか?。それならば、ジョージアンか、エンパイアのように、少し縦か横に巾が出来て、1点でまとまらないのですが、そこまでご希望があっての絵なのでしょうか???」

と、電話口でご案内させていただくのって、、、、、、すっごく大変なんデスw。

なので、今回のブログの内容は、プロの皆さまに向けた内容でもあるんデス♪w。

わたくしどもが販売をさせていただいたり、お打合せをさせて頂く分には、このあたりのことは当然のこととして、お客様にご説明が出来るのですが、、、。プロの方でも「こんな細かい事まで」わかんないよ!。と、言うのが実情だと思うのです。

でも、、、

カーテンって、細かいんデス♪w。

選択肢が幾つかある以上、お客様がどういったものをご希望なのか。またお薦めした方が、どういったご案内をされているか。これをキチンとヒアリングが出来なければ、イメージと違ったものになる事があるのです。

似てるけど、ちょっと違う。ですよネw。

写真があれば、一番なのですが、海外の写真なのでは、フォルダーに掛けなくても1点で止めたようなものも結構見られます。

わたくしのスキルが低いのか、秘密の作りかたがあるのか、、いや、実際見たことがあるのですが、肉抜きするのに、結構醜いことをしていたりされていました。

わたくしにとっても、その作りかたはまだまだ課題であり、研究が必要なのですが、まだ解明できていません。

なので、今のところは、1点止めのスワッグに関しては、わたくしのところでは、フォルダー掛けです♪。

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さてさて、では、その1点止めのスワッグがどんな風になっているかをご紹介しますネ♪。

まずは、これ。1点で止まっています。

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先ほどまでのジョージアンも、1点止めにはなります。

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表と裏から見てみました。よーするに、押し上げれば同じ形になります。

但し、狙った寸法よりも当然狭くなるので、わたくし達はちゃんと狙った寸法で仕立てます。

正面はマジックで止まっていますが、後ろ側に生地がまとまった状態になっていますので、これで縫い付けても、手を離せばブラリと手前に垂れてしまいます。

なので、カーテンフォルダーに掛けるようにします。

どうなっているのか、わかりやすく別の角度から。

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いかがですか??。こんな感じになります。

フォルダーに掛けるので、どうしてもオープンスワッグのようになりますネ。

さて、実は、このタイプのスワッグには、ちょっと特徴がありまして。。

ちょっと写真を羅列しますネ。

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 これが元の狙った寸法デス。

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 1cmずつ巾を狭めていきます。

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 2cm。

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 3cm。

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 4cm。

お判りでしょうか?。

下の製作丈は、ほとんど変わりません。

でも、「上部の空き」が、4cmも狭くすると大きく変わってしまいます。

縫製でお受けして、納品時に「なぁ~~に東和さん、上開きすぎだよー」なんて言われてしまうことがあるのですが、実は上部の空きシロは、巾がほんの2cm変わっても大きく開いてしまうのです。

紐で実験してみると良くわかります。

80cmの巾で、垂れ下がりが40cmにするには、紐の長さは133cm必要です。(これを懸垂曲線と言います♪)

133cmの紐を80cmの巾で持っていて、1cmずつ狭くしていくと、垂れ下がりはそれほど大きくは変わりません。4cm狭くしても1cmも変わらない計算です。

でも、80cmの紐を76cmにした場合、計算では10cmほども垂れ下がってしまいます。

その為、1点止めのスワッグを選ばれる場合には、スワッグのタレに合わせてフォルダーの位置を決めるくらいの方が施工としては安全なのです。

こういった事を良くご存知のコーディネーターさまなどは、詳しくご相談を頂いたりして製作を進められます。

大変に助かります。

わたくしたち、製造者は、基本的にお客様が起こしたデザインを形にするのがお仕事デス。

デザインをなさるのは、ご注文をくださる方なので、わたくし共が決めることは本来ありません。

製作上問題がある場合には、ご相談しながら進めていきます。

わたくし共にも、勿論高いコミュニケーション能力が求められます。

正しく伝えて、正しく伝えて頂く。

そして初めてお客様のイメージどおりのものが生まれていきます。

日本中に一つでも多くの「素敵なカーテン♪」をお届けするお手伝い♪。

まだまだ勉強もしなければなりませんが、精一杯の技術でお答えしております♪。

オーダーカーテンなら、是非お任せくださいませ♪。

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みなさん、こんにちは♪。街のスワッグ屋さん(?)ドレーパリーの河野です♪w。

以前から、ずーーっと、解説したい、と、思っていたスワッグのことについてお話書いてみたいと思います。

本社のショールームは田んぼの真ん中にあって、初めて訪れる方は、きっとびっくりすると思うのですが、

こんなところでも、年中スワッグなどのデザインカーテンをご注文いただいております。

わたくしたち自身が販売する分には、カーテンのデザインに関しても熟知していますし、出来るもの、出来ないもの、キチンとした正しい判断が出来るので、それほど問題ありません。

でも、プロのカーテンショップさま、コーディネーターさま、メーカーさまが、ご提案されていて、そのデザインをお預かりするときに、きちんとご案内させていただくのに、苦労をするケースがあります。

今日はその中でも「1点止めのスワッグ」についてお話をしたいと思います♪。

上記のスワッグバランスは、今まで何度もご紹介させて頂いている「ジョージアンスワッグ」です。

で、スワッグバランスの縫製で、ご相談を頂くときに、大変に多いのが、こういった絵を頂きます。

ぱっとみスワッグです。でも良く見ると、両端の角の「点」でスワッグがまとまっています。

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さて、ここでおさらいなのですが、下の絵がジョージアン。(上の写真のタイプです。)

「上の辺」でヒダをまとめています。それをなるべく外側の方でまとめても、下の右側のように布の巾ができます。
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写真で言うとこんな感じデス。いつものジョージアンスワッグ。

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まぁ、上の絵では、ヒダを外側に寄せるようですが、実際には中央のフラットな部分があるので、両外を内側に寄せるのが正解ですネ。写真内の矢印の方向です。

するとこんな風になります。そして、この横側の広い部分を斜線のように切ってしまえるか?。

なのですが、布の下に畳み込んだ生地があるので、簡単には肉抜きも出来ませんし、バイアスにとった場合折れにくくなる場合があり、一番下のヒダがめくれかえってしまうことが多いのです。

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ジョージアンスワッグでは、例外もあります。それは、ヒダを外側に折ったスワッグです。

こちらデス♪。

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斜線のように、スワッグの一番外側からヒダが発生しています。

同じ生地で、同じ型で作った内側に折ったものと比較してみましょう♪。

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いかがですか?。斜線のところ、要するに内側の折り目がヒダになっています。

(ジョージアンスワッグの、内折りと、外折りについては、また別のブログを書いてご説明してみますネ。)

繋げるとこうなります。

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平らな部分をちょっとだけ重ねています。でも「点」ではありません。

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さてさて、今度は下の絵がエンパイアバランスです。

「縦の辺」でまとめています。それをなるべく上方でまとめても、下の右側のように布の巾ができます。

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これも現物の事例で。

これは、「段々ヒダのタレが深くなるタイプ」のエンパイアバランスです。

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写真の縦の部分でヒダをまとめています。そこを1点でまとめるように上に寄せるわけなのです。

こんな感じデス。

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いかがでしょうか?。ヒダの出どころは、1点なのですが、ヒダのした側に畳んだ布がありますので、縦に長さが出来ます。これも下手に肉抜きすると崩れてしまいます。

繋ぐとこうなります。

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「点」ではまとまりません。

いかがでしょうか??。マジックテープで止めると言う前提では、一番最初の1点で止めるスワッグのようにならないのです。

それは、「壁面」に貼る為に壁に垂直な「面」を作らなければならないからです。

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絵を描くときには、それほど細かいことも気にせずにささっと描かれているだけ、だと思うのですが、

このようにデザイナーさんのイメージは1つなのかも知れませんが、作り手としては何通りかの選択肢がある場合があります。作りかたもいろいろなのですが、収め方も変わってきます。

その為、そういった絵が来た場合には、「マジックで止めるのでしょうか??。その場合、縦の辺でまとめますか??。それとも、横の辺でまとめますか??。写真のようにするには、、、、、」

カーテンフォルダーに掛けるようになります。


さぁでは、どんな風になるのでしょう。


こんな感じデス♪。

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角が点になる、1点でまとめるようになるには、こんな感じになります。

生地が横向きになるので、壁面につけるように出来ないのです。

ん~、、やっぱり長くなっちゃいますー。続きは分けます♪。

(続く~♪。)

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