カーテン縫製仕様


 カーテン

巾

◎巾寸法とは
 両側のフックからフックまでの寸法を指します。
 フラットカーテンもフック間寸法です。ハトメなどは総巾になります。
 リターンのある製品は、リターンを含んだフック間寸法をお提示
 お願いいたします。合わせてリターン寸法をご指定ください。

カン下寸法

◎丈寸法とは
 カン下寸法を指します。
 ハトメなどは穴の上部からの寸法です。
 フックの付かないものについては製品の総丈になります。



指定が無いものは本縫い基本仕様になります。掬い縫いはご指定ください。
(ベルベットは耳と裾は無条件で掬い縫いにさせて頂きます)

◎コーナーウエイト付き(生地が伸びるクラッシュ系の生地は判断により入れない場合があります)

    ウェイト

 上部仕様

基本的には現在のカーテンで主流の90mm芯地を使用します。
芯地巾、50mm、75mm、も指定いただけます。(50mmの芯にはアジャストフックがありません)
山、山間は、基本的には同じで製作させていただきます。フィスバのように、ヒダをはぎ目にずらして製作する場合には、コスト高になります。その場合山とヒダ間隔を変えてもその条件を優先させますが、巾落としをして、山の大きさとピッチをあわせます。その手法をはぎずらしと呼んでおりますが、要尺も2.2倍ヒダ以上でのご対応になります。

    種類    芯地


 山数の基準

半間9個を基準とします。これを基準にすると、1000mmまでは9個、となりますので、12.5cmを越えると一つ山数が増えます。計算書式にすると、
仕上がり巾÷12.5の数値を切り上げ、1加えた数が山数になります。
基本的には、生地の柄、ハギ目は、無視して山の数は決定されます。
ストライプや、はっきりした柄でも同様です。柄出しをご希望の場合は指定をお願いいたします。柄出しは、横レピート25cm基準の製品で、2倍以上が最低基準です。

山の大きさの下限合わせてやむ終えず山の数が変わる場合があります。

山の数の簡単な計算方法を書いておきます。

2倍ヒダ 3つ山の場合
ヒダ数を100㎝9個基準で算出します。
1枚当たりの仕上がりワイドを12.5cmで割ります。
答えを切り上げると、ヒダのピッチの数が出ます。
その数値に1を加えた数が山数になります。

例 仕上がりワイド95cmの場合
95㎝÷12.5cm=7.6 切り上げて8(これがピッチ数です)
ピッチ数8に1を加えた数がヒダの数になります
8+1=9 9個

1.5倍ヒダ 2つ山の場合
ヒダ数を100㎝7個基準で算出します。
1枚当たりの仕上がりワイドを16.7cmで割ります。
答えを切り上げると、ヒダのピッチの数が出ます。
その数値に1を加えた数が山数になります。

例 仕上がりワイド95cmの場合
95㎝÷16.7cm=5.688~ 切り上げて6(これがピッチ数です)
ピッチ数6に1を加えた数がヒダの数になります
6+1=7 7個

記載した計算書式は、あくまでも基準値です。
生地の柄数、布幅、要尺に寄って、最適な数値に変更するほうが望ましいこともあります。山数の指定があっても、製作ができない場合もありますので、ご注意をお願い致します。

2.5倍ヒダ、3倍ヒダ、また、2倍ヒダだけど、2つ山の場合など、
倍率やヒダ形状が変われば山の数の計算書式は変わってまいります。

予め山数の確認などが必要な場合には、お問い合わせください。


 山の要尺

2山 5~11cm  1.5倍から2倍まで
3山 9~15cm  2倍から3倍まで
単純に生地巾÷仕上がりで2倍あっても、上記の条件を見たすことが出来ない場合があります。

例 100cm巾1巾で50cmの製作
100cmは、50cmに対して2倍ありますが、3つ山では製作が出来ません。
100-50―16(耳と耳の脇)=34cm→山4個しか製作出来ません。
この場合には、ヒダピッチは16.7cmになります。
逆に山の上限を越えた場合は巾落しにて対応させていただきます。

山要尺の上限下限の範囲内であれば、頂いている巾要尺の範囲内で製作を致しますので、部屋同士同一カーテンなどの要尺合わせは基本的にその範囲内での対応になります。
半巾対応ですので、2倍を割り込めば半巾増える仕組みなので、逆算すると、2~2.6倍くらいの開きがあって製作される事があります。

100cm巾として、
仕上がり100cm→2巾使い→100cmに対し200cm→2倍 山数9個
仕上がり101cm→2.5巾使い→101cmに対し250cm→2.5倍 山数10個


 山形状

2つ山、3つ山、ひだなし(フラットカーテン)、ギャザーテープが対応できます。
2つ山 1.5倍以上、2倍以下
3つ山 2倍以上、3倍以下
山止めはタテ一点止めになります。
ギャザーテープ 基本的にペンシルプリーツのアジャストフック仕様(75mm)
ご注文に応じて、マカロニフックのスモックタイプ、ペンシルタイプ(50mm又は75mm)に対応できます。
ハトメ仕様は、内径32mmの物と、内径9mmの物を在庫しております。(シルバー色)

 3つ山、2つ山、ギャザー

 フック

90mm、75mm、縫込み

基本は十手型のアジャスターフックです。
75mm、90mmがあります。
また通常の一本足のアジャスターフックもあります。
90mmに限り、縫込みアジャスターフックも対応できます。






 上部芯地押さえ

基本的には自動機を使う都合上芯地押さえ有りになります。しかしご依頼に応じて芯地押さえ無しの仕様にも対応させていただきます(レースは芯押さえ必須)

 耳の縫製

耳は2.5cmの三つ巻き
裾を縫ってから耳を縫いおろします。
その関係で、柄合わせも、裁断も裾からになります。裾を縫ってから耳を縫製するので、丈違いの二組のカーテンがあれば、裾の柄合わせになります。
レール位置が同じ場合丈違いで、頭の柄を合わせたい場合は指定をお願いいたします。

 裾の仕様

裾は10cm三つ折、指定があれば12cm三つ折も対応いたします。
あまりに厚手の生地や、ベルベットなどはオーバーロック後シングル(1つ折り)で折り返す場合もあります。

横使いのレースの裾は、ウエイトロック仕上げが一般的です。
但し、ウエイトロックと指定が無い場合、ドレープカーテン同様10cmの三つ巻きの縫製になる場合があります。

 巾継ぎ

基本的に、インターロックで巾継ぎをします。
柄の合わせしろの無い物や、別珍、ベルベットなど、生地の特性により、本縫いの巾継ぎにする場合もあります。


 柄合わせについて

国産専業メーカーの生地の品質にはほとんど問題ありませんが、輸入生地などの海外品質基準の商品の中には柄曲がりや、レピート違いの商品が大変に多くあります。
問題の無い商品は当然基本的に柄を合わせます。
しかし柄曲がりの激しい商品や、レピートが途中で変化するような生地は柄合わせが出来ないものがあります。
裁断は、生地のコンディションを見て判断しますが、
柄で切る、目で切る、直角に切るの3通りしかありません。
いろいろなケースをご紹介いたします。

織物で無地であっても目が曲がっている生地は、目で切れません。平行四辺形には出来かねますので、目を無視して直角に切る場合があります。折柄の横ストライプも同様です。
プリントの柄曲がり
輸入の生地のプリントなどで、柄曲がりのある商品は大変に多いです。国産の生地の品質とは同じに考えないような注意が必要です。大抵の場合生地の再出荷をしていただいてもほとんど変わりありません。140cm巾の生地で左右直角に置いて同じ柄で上下に5cm以上も違う生地が大変に多く存在します。

巾継ぎ説明


  • 通常の場合生地目も柄も直角に正しくプリントされています。本来はこの様な縫製になります。


画像の説明2


  • 生地が曲がっている場合には、カーテンとして正常に製作が出来るのがこの手段です。シェードなどフラットな場合には向きません。柄合わせが出来ません。
    この仕立て方は断ち位置合わせと呼びます、柄のカット位置だけ合わせて直角に裁断します。通常はこの仕様にて対応させていただきます。


画像の説明


  • やむを得ず柄あわせをする場合にはこのようになります。
    材料もAから上と、Bから下がロスになりますので、ご用意いただく生地要尺では不足する場合があります。
    シェードなどフラットなものは柄あわせ優先になりますが柄が傾いてしまいます。


画像の説明
  • カーテンが平行四辺形になってしまい、裾もよじれて縫えません。
    ほんのわずかな曲がりでしたら、判断でこのように仕立てるのが良いでしょう。
    しかし吊るした時にはやはり問題が残ります。


 ウエーブ加工

ポリエステル地に限りパーマネント加工が可能です。設備の都合上少々余分に納期を頂く場合があります。対応サイズは巾27山以内、(約倍ヒダで3000程)。丈3000までです。
27山以内で、丈が同寸な場合のみ2枚同時セットが出来ます。それ以上は1枚のコストになります。また、はぎずらし加工など、ヒダ間隔、山要尺が異なる物は加工不可です。


 ローマンシェード

TOSOのメカを使用します。縫製仕様については、TOSOに準じますが、資材などは弊社で採用の物を利用しております。

クリエティのコード式、ドラム式となります。
出窓仕様、スタイルについても同様です。
対応のデザインは、プレーンシェードシャープシェードバルーンシェードオーストリアンシェード、ピーコックシェードなどがあります。

 特殊縫製

スタイルカーテン、デザインカーテンと呼ばれるような窓装飾全般。弊社がもっとも得意とするところです。

スワッグ、インターフェース、コーニスなどさまざまな上飾りや、トリミング、ボーダーなど、大抵のスタイルに対応させていただきます。
舞台幕など大型のカーテンの製作も可能です。

弊社でのご購入のものに限り、縫製の他、施工も対応可能です。お気軽にお問い合わせください。